エストロゲンはステロイドホルモンの一種であり、
その受容体(エストロゲン受容体;ER)は細胞内にあります。
エストロゲン-受容体複合体は核内へ移動し、
特定の遺伝子の転写を活性化します。
エストロゲンの受容体は全身の細胞に存在し、
その働きは多岐にわたっており、
その解明にはまだ時間がかかりそうです。
一般的に知られているのは、
乳腺細胞の増殖促進、卵巣排卵制御、
脂質代謝制御、インスリン作用、血液凝固作用、
中枢神経(意識)女性化、皮膚薄化、
LDLの減少とVLDL・HDLの増加による動脈硬化抑制などです。
また、成長期においては身長の伸びを止める作用があり、
女性の多くは思春期が始まると身長の伸びが落ち、
やがて停止します。
家畜においては受胎を阻止するために、
交配後2〜48時間以内にエストロゲンを注射することが
効果的であることが知られています。
近年の研究では心臓の保護効果も発見されており、
心筋梗塞などの心疾患を防ぐ効果があると考えられています。
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